爪が割れると抜け毛増える原因とは?

育毛

髪は健康のバロメーターになります。
髪が細くなったり艶やハリがなくなってしまうという状態は栄養不足や寝不足、血流不足などによって髪にあらわれます。
抜け毛が増えるのも健康バロメーターとして、栄養不足や血流不足によっても引き起こされます。
髪の毛同様に、表面的に健康バロメーターとしてあらわれるのが爪になります。
爪の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質です。
爪は、10~15%ほど水分を含んでいるため、肌や髪と同じように保湿をしないと、乾燥が爪トラブルの原因になることにもなり、乾燥や栄養不足によって脆弱ぜいじゃく化しやすく、爪の下には豊富な血流が保たれているため、健康状態によって色が変化しやすいのが特徴です。
このため、爪の状態は健康状態を表すバロメーターとも考えられています。
今回は爪と抜け毛の関係について解説していきます。

 

爪が割れやすくなる原因は何か?

何かに強くぶつけた訳でもない、爪がくぼんできて爪が割れる。
この様な状況は何故起こるのでしょうか?

爪は栄養状態などによって脆くなり、些細な刺激で割れやすくなることがあります。しかし、中には病気が原因で爪が割れやすくなっていることもあるので注意が必要です。

病気などによる爪が割れやすい原因はコチラになります。

医師と患者をつなぐ医療 ヘルスケアプラットホームより引用

爪甲縦裂症
そうこうじゅうれつしょう

爪が先端から根元に向かって縦に割れる病気です。先端の一部のみが割れている場合もあれば、根元までパックリと避けるように割れる場合もあります。明確な発症メカニズムは解明されていませんが、乾燥や爪への微小な外力が繰り返し加わることなどが原因と考えられています。大きく割れると痛みを伴い、細菌感染を生じて発赤や腫れがみられることも少なくありません。

爪甲剥離症
そうこうはくりしょう

爪が先端から剥がれて根元に向けて徐々に浮かび上がる病気で、一般的には2枚爪と呼ばれるものです。爪への外力やマニキュアなどによる慢性的な刺激、爪の乾燥、感染症、乾癬、薬の副作用など、原因は多岐に渡るとされています。爪が先端から剥がれて脆くなることで、爪が割れやすくなり、剥がれた部位が白っぽく変色するのが特徴です。

爪甲横溝
そうこうおうこう

溶連菌感染症や糖尿病亜鉛欠乏症などによって爪の成長が一時的に妨げられ、爪に横断する溝が走る病気です。成長が妨げられる期間が長いほど溝の幅は太くなり、妨げられる程度が強いほど溝は深くなって、ときに爪が横にパックリと割れることもあります。

皮膚ガン

爪の下や根元に皮膚がんができると、しこりが形成されて爪が盛り上がったり、黒っぽく変色したりする症状などがみられます。また、爪が脆弱化して縦方向に割れやすくなり、痛みや出血を伴うこともあります。

女性の抜け毛原因に多い貧血は爪にも表れる。

意外と多い女性の貧血ですが貧血により抜け毛が増える原因ともなります。
貧血によって血液に充分な栄養素や酸素が不足する事により頭皮の毛細血管に栄養素が運べなくなり、それにより髪の毛の栄養状態や頭皮環境が悪くなり抜け毛を増やす原因になります。爪も悪くなり爪が割れたりします。

鉄欠乏性貧血で鉄分が不足して引き起こされます。

貧血の中でも、特に鉄分が不足することによって生じる鉄欠乏症貧血は、爪が脆弱化して爪の中央が落ちくぼんだスプーン爪を引き起こし、先端が些細な刺激でボロボロと割れやすくなることがあります。

過激なダイエットも注意が必要です。

急に無理な食事制限をしたりする過激なダイエットは、極端な栄養摂取量の減少や吸収障害が生じると、爪が脆弱化して割れやすくなることがあります。
爪が割れやすいという事は身体全体が栄養不足になっている目安になります。
髪の状態や抜け毛を増やしたり影響を与えますので注意が必要です。ダイエットはゆっくり無理をしない程度に行うのが爪にも髪にも理想的です。

健康な爪を維持するにはどうすればいいか?

頻繁なネイルなどは、爪の上皮に過度な負担をかけて脆弱化を引き起こすことがあります。また、空気が乾燥しやすい冬場などは、爪に含まれる水分量が減少して硬度が低下することがあります。
爪を健康に保つには、ネイルカラーの頻度を控えめにし、冬場などの乾燥している場合は保湿効果のあるハンドクリームなど尿素配合のクリームを手や爪に塗って保護するようにしましょう。
栄養をしっかり取る事で爪にも抜け毛改善にも繋がります。
爪が割れやすい、爪の状態が悪い場合はまずは栄養をしっかり取る事をしましょう。
爪の状態が悪いと髪の毛も比例して細毛やツヤがない髪になり抜け毛を増やしますので健康な爪の維持が髪の毛も綺麗に保つ秘訣になります。

健康的な爪になるには栄養状態の見直しをしましょう。

栄養不足が考えられる場合には、タンパク質、カルシウム、ビタミンB類、マグネシウム等をバランスよく摂るように心掛けてください。
これらの栄養素は爪にも髪にも非常に大切な栄養素となりますのですすんで取る様にして下さい。丈夫で健康的な爪づくりを意識して、タンパク質を取りましょう。
牛肉、豚肉、鶏のささみやムネ肉、卵、納豆などの大豆製品、鮭などを積極的にメニューに取り入れましょう。
牛肉やレバー、マグロを取り入れる事により貧血予防にもなりますのですすんで取り入れるようにしましょう。

 

 

 

 

ほうれん草は髪の育毛にも良い栄養素がたくさん含まれています。他にも人参などの緑黄色野菜に多く含まれている「ビタミンA」は、ケラチン形成に欠かせない栄養分です。
これが不足すると、爪が乾燥しやすくなり、爪割れの原因になる可能性もありますので緑黄色野菜を摂取するのも大切です。

 

 

爪を健康的に美しく血色が良く、ピンク色でツヤのある理想的な爪に近づくために栄養素はきちんと取るように心がけて下さい。

健康的な爪や抜け毛予防にはビタミンB類もきちんと摂取する

ビタミンB群には、ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の8種類があり、体内のさまざまな生命活動を助ける補酵素としての働きを担っています。
ビタミンB類が多く含まれている食材は豚肉が多く含まれています。疲れやすいなどの体調には豚肉がオススメです。

肉類が苦手な方も多くいらっしゃいます。

そんな場合にはサバなどの青魚もオススメです。最近はさば缶が売り切れてしまうなど様々な味や種類がたくさん商品化されブームになるなど、栄養豊富なヘルシーな食材として注目を集めているサバですが、サバにはビタミンB群の中では特にビタミンB12やナイアシンが豊富に含まれているのでお肉が苦手な方にはサバなどの青魚を取るようにしましょう。

サバカレーなどの缶詰め商品もあり美味しくて人気缶詰め商品ですのでオススメです。

白米から玄米に変えると栄養素が一気に取れる

玄米にはビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なことで知られています。
ビタミンやミネラル食物繊維などの副栄養素の含有量では、白米と比べてそれぞれ数倍から十数倍の差が見られます。
なかでもビタミンB1、B6を豊富に含みます。食物繊維は腸内環境を整えるのにも役立つためダイエット効果もあり、家で炊くご飯を白米から玄米に切り替えるのもよいでしょう。
玄米はビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていますが、「炊くのが大変」「食べにくい」「消化しにくい」といったデメリットがありますが、ゴマなどをふりかけて食べるのも味が楽しめゴマの栄養素も一緒に吸収できるのでオススメです。

まとめ

爪が割れやすいなどの症状が出た場合にはまずは生活スタイルを一度見直してみる事が大切です。
普段の食生活や睡眠などの基本的な事でも栄養バランスなどが偏っていたりする場合も多くありますので食事のバランスを見直す事が爪を健康的に保つには一番効果的です。