ヘアカラーで薄毛の部分を隠す事が出来るのか? 薄毛が目立たない髪色は?

カラー

ヘアカラーで薄毛が隠れてしまう仕組み

ヘアカラーで薄毛部分を目立たなくさせる技法は多くの美容室などで行われています。
頭皮と髪の色の差をなくし明るい髪の色にする事により髪と頭皮の色の境目を目立たなくさせて、それにより薄毛を目立たなくさせる技法です。
ヘアカラーの色のトーンが明るくなれば頭皮の色の明るさに近くなり薄毛が目立たなくなります。

薄毛が目立たない髪色とは?

自毛よりも2〜3トーン明るい色合いが薄毛を目立たなくする髪色になります。
また、髪を明るくする事により気分的にも変わりますのでリラックス効果もあり、職場でも2〜3トーンの髪の色味であれば職場や対面仕事でも差し支えはないでしょう。
色合い的には少し明るめの茶色にすることで、コントラストが弱くなり地肌が目立ちにくくなります。

ヘアカラーで薄毛を隠したいけどヘアカラーは抜け毛の原因になるの?

元々、ダメージがある髪にヘアカラーをすると薬剤の影響により抜け毛や切れ毛の原因にはなりますが、ヘアカラーをしたからといって抜け毛や薄毛の原因とはなりません。
しかし、ヘアカラーなどの薬剤が頭皮に付着してしまった場合は抜け毛の原因となる可能性があります。
それはほとんどのヘアカラーはアルカリ剤と過酸化水素によるものです。
アルカリ剤は頭皮や髪の脂質成分を取り除いてしまいます。
その結果、頭皮が乾燥し、頭皮が荒れてしまいます。
また、頭部への炎症や、毛根へのダメージとなってしまいますのでアルカリ剤のヘアカラーが頭皮に付着しないように美容師さんは頭皮にダメージを与えないように特殊な技法で頭皮と髪のギリギリの部分までカラーリング剤を塗り頭皮へのダメージを避けるようにカラーリングしますので、一般のドラックストアなどで販売されているホームカラーを自分で塗るカラーリングとは頭皮に対する負担が全く違ってきます。美容室でのカラーリングは薄毛や抜け毛の原因にはなり難いですが、ホームカラーの場合は薄毛や抜け毛のリスクは上がります。

美容室のヘアカラーとホームカラーの違い

美容室のヘアカラーとドラッグストアで販売されている手軽に誰でもヘアカラーが出来るホームカラーではそもそも使用されている薬剤が違います。
それは揮発性か不揮発性かによって頭皮への影響も変わります。
美容室のヘアカラーは揮発性のアルカリカラーで揮発して髪にアルカリ剤が残らないようになっていますが、ホームカラーの場合は不揮発性の薬剤が使用されていますので髪にアルカリ剤が揮発せずに残りやすいのです。ですから、髪がダメージを受けていた場合は更に追い討ちをかけるようにダメージを受けてしまい、それが原因で抜け毛や切れ毛を誘発する事になります。
またカラー剤に使用される過酸化水素もキチンとシャンプーでの洗髪で取り残らず頭皮にそのままにしておくと特に毒性の強い活性酸素(ヒドロキシラジカル)に変わるという性質を持っています。
普段、私達が活性酸素として知ってるのは一般的にスーパーオキシドアニオンラジカル(SOD)になりますが、お肌のアンチエイジングなどにはこの活性酸素のSODを無くすためにお肌を化粧品でケアしたり、抗酸化作用の高い食材から摂取して活性酸素によるサビを防ぎます。
このSODは最も初期の活性酸素になります。
ヘアカラー剤をきちんと取り切れてなく残留していると活性酸素は毒性の強いヒドロキシラジカルとなり体の中に入った過酸化水素が、体内の銅や鉄と反応することで発生するとても毒性が強い物質に変化します。
活性酸素は頭皮を老化に招く原因となり頭皮の細胞を衰えさせてしまうので、白髪や抜け毛、他にも頭皮トラブルの原因になってしまいます。

ヘアカラーは安全性や頭皮を傷めない為や抜け毛を増やさない為には美容室での適切なヘアカラー施術をオススメします。

抜け毛が激しい時にヘアカラーは危険?

ヘアカラーの原因でなく、何かしら他の原因で抜け毛を引き起こしている場合はヘアカラーの薬剤により更にダメージを頭皮や髪は受けてしまいますので抜け毛が増える事になる可能性があるので抜け毛が激しい時にはヘアカラーほ避けましょう。
頭皮が何かしらの炎症を引き起こしている場合があるので美容師さんに頭皮の健康度合いをチェックしてもらう事も大切です。
健康な頭皮は青白いのが普通ですが、何かしらの原因でトラブル頭皮になっていると頭皮は赤くなったりしますので、その場合はカラーリングは避けましょう。

市販のホームカラーを何回か使用して抜け毛が酷くなったのは治る?

普段、美容室で明るい色のトーンのヘアカラーをして数ヶ月が経ち、仕事やコロナ禍の影響でなかなか美容室に行けなく、髪か伸びてきてその影響で髪の根本から数センチが黒髪が目立ちまるでプリンの様になって慌ててホームカラーで髪の根元や髪を染めてそれが原因で頭皮トラブルとなり抜け毛が酷くなる人は多いです。
ホームカラーによる頭皮トラブルの影響はカラー剤や薬剤成分がキチンと落ち切れてない事により頭皮に薬剤が残り、頭皮トラブルとなり抜け毛や薄毛を引き起こします。

まずは頭皮デトックスと頭皮に潤いを与えましょう。
それには、抜け毛を抑える為にまずは洗髪方法とシャンプー剤を変えてみましょう。
抜け毛が増えたりする場合はカラーリングの影響だけではなく、シャンプー剤が自分の頭皮に合わない場合による抜け毛が原因の場合が少なくありません。

 

 

洗浄力の強すぎるシャンプー剤を使用して更にヘアカラーによるアルカリ剤の影響で頭皮は潤いを失い、また細菌などから頭皮を守るバリア機能が失われている場合がありますので洗浄力の強すぎるシャンプー剤は避けるようにしましょう。
洗浄力の強い成分はラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムが洗浄力の強い代表的な成分になります。
シャンプー成分のラベル表示を確認してみて極力、洗浄力の強すぎないシャンプー剤を選びましょう

抜け毛をなくす為に洗髪方法も変えましょう。

シャンプー剤も洗浄力の強すぎないシャンプーに変えてキチンと洗髪しているつもりでも抜け毛が増える。
それは、すずき不足が原因の場合があります。
ほとんどの人はシャンプー剤がキチンと洗い流されているつもりでも実はまだシャンプー剤が頭皮や髪に付着している場合が多いのです。シャンプー剤がキチンと洗い流されていないと頭皮は弱っていきます。
シャンプーで洗髪したときには最低3分はシャワーで頭皮と髪についたシャンプー剤をキチンと洗い流して下さい。

トリートメントで髪と頭皮に潤いを与える

シャンプーした後は髪と頭皮に潤いを与える為のトリートメントも大切です。
頭皮に付着しても良いトリートメント剤もありますので美容師さんに相談する事をオススメします。
トリートメント剤もキチンとシャワーで洗い流しましょう。

ホームケアローションの重要性

抜け毛が増えた場合は何かしらの原因が必ずあります。カラーリングによる薬剤ダメージ、ホルモンバランスによる影響、加齢による頭皮老化、円形脱毛症など抜け毛を引き起こす原因はカラーリングによるものだけではありません。ですから、日々のケアはとても重要になります。
血行促進効果のある医薬部外品の育毛剤でも抜け毛予防や抜け毛防止効果はありますが、最近ではヒト幹細胞培養液を配合した頭皮ケアローションが加齢による頭皮老化やホルモンバランスの乱れによる脱毛、円形脱毛症にも効果があると注目されています。
ヒト幹細胞培養液についてはコチラの記事をご覧ください。

女性の薄毛の原因でもある加齢による老化を防ぐのはこれだ!

まとめ

薄毛が目立ってきたらヘアカラーの色のトーンを上げて明るい色味が頭皮と髪の色の境目を目立たなくさせて更に薄毛の部分を目立たなくさせる事が出来ますがカラーリングは熟練の技術が必要となります。
手軽に出来るホームカラーより美容室で相談して頭皮に薬剤が付着しないように抜け毛や薄毛が心配な方は美容師さんによるプロのカラーリングがオススメです。
カラーリングによる抜け毛と考えるより、まずは日頃の頭皮に対するシャンプー選びや洗髪方法も見直してみましょう。
日頃のケアの仕方が原因となり、それが蓄積されて抜け毛を誘発する場合もありますのでシャンプー選びや洗髪方法、ホームケアなどによるケアも大切になります。