■食べ過ぎた翌日の食事を減らしてはいけない
必要な栄養が不足すると、老化は促進します。お肌や髪の毛などの状態をキープするためにはタンパク質がとても大切ですし、身体の不調無く元気に過ごすためにはビタミンやミネラルなどもとても大切。これらが不足してしまうと、見た目も体力的にも老けてしまいます。
「たった一度くらい平気でしょ?」と思うかもしれません。しかし、唐突な食欲が出てくるのは一度や二度では無く、必ず定期的に出現します。それが積み重なると、少しずつ体が削られて老化が加速していきます。
■「食べた分減らそう」と激しい運動をしてはいけない
食べ過ぎて、1日の消費カロリーよりも1,000kcal食べ過ぎたとしましょう。その分を消費しようとして、体重60kgの人が60分間のウォーキングを行ったとしても、消費するカロリーは315kcal(METSで計算。強度は5METS)にしかなりません。
このように、運動だけで取り返すことはとても難しいのです。
そして、取り返すための運動はいつもより激しかったり、いつもより長時間やったりと、自分の体力に対して無理をしてしまう傾向があります。そのような運動を積み重ねてしまうと足・膝・腰などの関節にダメージが蓄積。痛みに繋がってしまうことがあります。
■自分を責めてはいけない
ストレスが積み重なると、ついつい食べ過ぎてしまいます。ですから、ストレスを溜めないことが大切。
しかし食べ過ぎてしまい、その後、食べた自分を「何やってるんだ……」と責めると、さらなるストレスがかかってしまいます。
唐突な食欲は、ほとんどの人に定期的に起こる普通の反応です。それを防げないのはあなたのせいではありません。ですから自分を責めることはやめましょう。
■食べ過ぎた後にするべきは、「いつもの食事に戻す」こと
食べ過ぎてしまった後にするべきことは、すぐに切り替えていつもの食事に戻すこと。そうすることでほとんど影響はでません。
脂肪1kgを増やすのに、7,200kcal程度オーバーしなければいけません。たとえ1日だけ1,000kcalオーバーしたとしても、増加する脂肪は約140g程度。しかも、オーバーした分が全て脂肪になるわけではありません。ですからたまに食べ過ぎたとしても、ほとんど影響は無いでしょう。
食べ過ぎた翌日に食べないことで、食事のリズムを崩すことがあります。焦らずにいつもの食事に戻して、老けを促進させないようにこころがけましょう。